みなさんは、ご自身の守護霊をご存知ですか?私たち霊能者の鑑定を受けた方で、ご自身の守護霊の存在を聞かれた方もいらっしゃるでしょうが、ほとんどの方はご存じないかと思います。しかしながら守護霊は、みなさんに最も近い場所にいて、最も多くの時間そのパワーを受けているので、知っておくのも良いかと思います。
また、始めに申しておきますが、守護霊の存在について実は霊能者でも意見が分かれることがあります。最も大きく食い違うケースは、“守護霊は1体なのか、それとも複数なのか”といったことです。つまり、その人に縁のあるご先祖だったり、生まれた場所に関係している過去の人物だったり、あるいはまったく縁は無いけれど魂の波長が似ている過去の人物だったりが守護霊として単体で付いているケースです。もうひとつの方は、霊体が複数集まって守護霊団を形成し、その中で中心的な立場にあり霊格の高い霊を守護霊と呼ぶといったケースです。
実のところ、私はどちらの意見にも賛同できるのです。と言いますのも、私が鑑定の中で守護霊透視を行なって見た際、そのどちらのケースもあるからなのです。1体のみしか守護霊が見えない人と、複数の霊体による守護霊団を抱えている人、どちらもあります。ただし、守護霊団が付いているときにも、中心的役割を持つ守護霊が存在しているのを見ることはできます。その守護霊を、“主護霊”と書く場合もあります。“支配霊”だなんて言う人もいますが、なにも守護霊は私たちを支配するわけではないので、少しこれは的外れな感じを受けますね。
どういった守護霊がいるのか?
では、実際の守護霊とは、どういう存在なのか解説させていただきます。
●血縁者の守護霊
言葉の通り、本人のご先祖などの血縁者が守護霊として付いていることがあります。これは守護霊が、たとえ何世代前のご先祖であってもハッキリとわかります。なにしろとてもよく霊波動が似ているのですから。守護霊は、ときに付いている人に試練を与えることがありますが、血縁者守護霊の場合はほぼ見守るポジションに終始することになります。多くの場合、何百年も前のご先祖の霊が付いて守護霊となります。
●産土の守護霊
“産土”、すなわち生まれた土地に所縁のある人物が、守護霊として付いていることを指します。土地には霊が宿り、人間に限らず動植物の誕生に際しても祝福が与えられます。その土地いる霊もまた、守護霊という形をとって生まれた時からその人を守るのです。ただし、その人が生まれた土地にどんな人物の霊がいるかは運任せになります。言えることは、この場合霊波動が似通っている守護霊が付くこととなるということです。
●妖霊、神霊の守護霊
それほど多いわけではありませんが、妖怪や神様が守護霊として付く人もいます。波乱万丈の人生を過ごしつつも、結果的に見れば大きな成功や繁栄を手に入れるタイプの人の守護霊に見られます。妖怪と言っても別段不幸や不運を呼び寄せるわけでもなく、むしろ人の守護霊よりも強い霊力を持っていることも多々あるのです。
●その他の守護霊
その人にまったく縁もゆかりもない守護霊が付くことも、ごく稀にあります。その人の霊波長がたまたま守護霊の生前と霊波長が似通っていた、守護霊を持たない状況でいつのまにか付かれていたといったケースで、これは直接守護霊との交信を行なわないとその詳細はつかめません。